無駄に毎日、日記更新してますが。
夕べはものの見事に寝落ちました。
ベッドでうつらうつらし始めちゃったら、そのまま気付けば朝だった、みたいな。
仕事がちょっと落ち着いて、却って体調がぐだぐだになってきた気がします。
つ…疲れが出てるんだ、きっと…。
昨日、変な寝方をしちゃったのもあり、寒いせいもあるのでしょうが、昼過ぎ頃から疲れ目と肩こりが非道くて頭痛が出てきてたのですが、映画館のタダ券の使用期限が迫ってたのと（そこの映画館で期間内にかかってる映画ならどれでも観られるって奴。）、観たかった映画が金曜までだったので、頭痛を抱えたまま映画観てきました。
京極夏彦のシリーズ2作目。
「魍魎の匣」
完結に感想を言おう。
最悪の出来映え。
アレはない。
1作目「姑獲鳥の夏」は、あの世界観を上手い具合に損なわないまま、よくぞアレだけの分量を2時間にまとめたものよ、といっそ感心させられて、まぁ、キャストの一部に対する不満とか、細部にツッコミどころはあったものの、まぁまぁの出来だったんですがね。
今回のは非道い。
監督と主役が変わるだけでここまで非道くなるかって感じ。
世界観は崩れ倒し。
時間軸ぐちゃぐちゃ。
細部どころか、設定も相当いじられてて、原作をそのまま映像化して欲しい派の冥月としては、それだけでも相当イラッときますよ。
後、字幕の出方が、こう…シャレた印象にしようとしたんだろうけど、却って鬱陶しいって言うか…。ぶっちゃけ邪魔。
それと主人公の関口を前回は「永瀬正敏」がやってたのが、「椎名桔平」に変わってるんですが。椎名桔平自体は好きなんですが…。
鬱でなく、妙にテンションの軽い関口とか、さわやかに微笑んでお世辞を言える京極堂とか、妙にコミカルな動きをしてる京極堂とか、男装してないあっちゃんとか、有り得ねぇ…。（がくり）
後、「魍魎～」はシリーズ中もっとも木場修がメインの話なのに、肝心の木場修が完全に咬ませ犬なのが、ホント、もう、有り得ねぇ…。
他にも言い出すとキリがないので、このくらいでやめておきます。
あ。もうひとつだけ。
最大の罪悪は、無駄に半端なスプラッタホラー仕立てにしちゃってるとこだと思うんだ…。
猟奇事件は出てくるけど、それほど猟奇さは感じさせないのが、京極作品だと思うんだよな～。メインはあくまで京極堂の垂れ流す蘊蓄だから。
今回、京極堂の蘊蓄はものの見事に添え物扱いだったしなぁ。
あ。京極堂の店が…そんな思いっきり太陽光入りまくりのとこに本積んでるとか、古書肆として有り得ないから！ってのが、一番許せなかったよ…。
ひとつと言いながら、ふたつ言ってるよ。（苦笑）
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